1970年代後半、イスラエルの物理学者エリヤフ・ゴールドラット博士は、生産スケジューリングソフトウェア(OPT)を開発。導入工場にて大幅な生産性の改善効果が得られた。
このソフトウェアのアルゴリズムは明らかにしなかったが、その基になっている考え方を制約条件の理論(Theory Of Constraints)として著書『The Goal』にまとめた。
この本がベストセラーになり、また読者からOPTなしの取り組みで劇的な成功事例が多く出たことにより、生産スケジューリングの考え方が重要と気づく。
制約条件の理論による各種フレームワークの開発と、現在の原価計算手法と異なるスループット会計を開発して、TOC理論の普及に努めたのである。
TOC理論をベースにプロジェクト型業務に対するマネジメント手法を開発、CCPM(Critical Chain Project Management)として1997年に著書『Critical Chain』にて発表した。
日本の製造レベルが高かったため、長いこと翻訳の権利開放が遅れていたが、バブル崩壊後10年以上たった2003年に翻訳出版された。
CCPMには以下のような、TOCの3つの前提が適用されている。
1.企業には達成すべきゴール(目標)がある。
2.部分最適は全体最適にならない。
3.組織の業績はごく少数の変数により制約される。
今までの前提は、
部分最適 = 全体最適
との考えのもと、全てのタスクの改善を行い、全体の効率を上げようとしていたが、CCPMでは制約条件であるボトルネックに焦点をあて、制約条件を中心に改善を行う。そのためにはゴール達成を決定づける要素である目標設定が重要になるのだ。
CCPMのスケジューリング管理手法を、IT業界のシステム開発管理において有効に活用するために開発されたのが、CCPM-ITU (CCPM - Information Technology User)。
このCCPM-ITUは、当該研修機関である株式会社JMCにて商標登録を申請中である。
プロジェクト管理への導入には、CCPMが言わんとしている思想を理解し、思想に添って自社の組織と開発に当てはめた取り組みが重要になる。
そのためプロジェクトの成果を上げるには、IT業界でのプロジェクトマネジメント経験者やSE経験者が、講師やコンサルタントとして積極的に導入推進することが重要となっている。
◎詳細はブログへ: http://blog.livedoor.jp/edikim/
◎CCPM-ITU推進者ブログ: http://www.net-eduket.jp/colum/ohishi/index.html
◎CCPM-ITUコンサルティングの動画解説: https://ccpm-itu.com/
(無料キャンペーンは終了しましたが、CCPM-ITUの解説はわかりやすいと思います。)
CCPM-ITUの研修・コンサルティングについて、IT業界経験のコンサルタントがご相談に応じます。
また、無料セミナーも随時開催しております。
さらにCCPMに対応したスケジューリングソフトの紹介も可能です。
気軽に問合せ下さい。
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